
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)09月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1511 4面
真空包装機を導入し食品ロス削減を推進(野崎病院)
徳洲会広報部会SDGs分科会は8月28日、第2回勉強会をオンライン開催した。グループ病院のSDGs(持続可能な開発目標)活動を共有することで、今後の活動のヒントを得たり、相互理解を深めたりするのが狙い。17施設32人が参加した。
新・分科会長の沖永良部徳洲会病院(鹿児島県)総務課の東さおり広報委員会委員長による開会挨拶に続いて、名古屋徳洲会総合病院と野崎徳洲会病院(大阪府)が事例発表を行った。
名古屋病院は和田英喜・総務課課長が「電気料金の削減を目指して 全館LED化への道のり」をテーマに発表。全館調査を行い、結果を図面上にプロットするなどした結果、LED管への変更済みは744本、変更必要数は3,774本だった。2023年2月に工事を終え、電力使用量は確実に低減、契約電力の引き下げや基本料金の削減にもつながった。
次に、野崎病院の三原茜・栄養科副主任(管理栄養士)が「食品ロスの削減」をテーマに発表した。同院は真空包装機を導入、調理前の余剰分の食材を真空パックにして保存したり、調理後、適切な温度で管理された料理のうち余剰分を保存し、アレルギー対応や職員食で利用しているとし、食品ロス削減額など説明した。最後に東・分科会長は総括し、「両院ともSDGs活動の成果の見える化、数値化を具体的に発表していただきました。数値化することで課題もより具体的になっていくと思います」とデータに基づいたアプローチの重要性を強調した。