徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)09月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1508 3面

湘南大磯病院
ACPを病院・施設間で共有
近隣高齢者施設連絡会開く

ACPをテーマにグループワークを実施

湘南大磯病院(神奈川県)は7月25日、2025年度第1回近隣高齢者施設連絡会を開催した。同院が立地する中郡(大磯町、二宮町)や、その近隣に所在する高齢者施設との連携強化が目的だ。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、軽費老人ホーム、グループホーム、介護付有料老人ホーム計36施設から49人が参加した。今回はとくにACP(患者さんの意思決定支援の取り組み)をテーマに据え、グループワークなどを通じて情報共有を図った。

総合司会を務めた本橋みどり看護師長の開会挨拶に続いて、四役が挨拶。はじめに権藤学司院長が「地域連携を深めながら、地域から必要とされていることに着実に取り組んでいきたいと考えています」と宣言。

次いで、柏木宏之副院長が「高齢化が進むなかで、独居の高齢者の方々をどうサポートしていくかが、この地域の大きな課題のひとつです」と話し、活発な意見交換を求めた。また、脳神経内科の高橋若生部長、日比野真・副院長兼呼吸器内科部長、鵜川美穂・看護部長、佐藤篤・事務部長が挨拶した。

続いて、患者支援センターの再編にともない設置した地域連携室の見留正和係長と、入退院支援センターの重本晴賀主任が、各部門の役割などを説明。さらに、今回の連絡会の開催に先立って実施したACPに関する事前アンケートの結果を紹介し、本橋・看護師長が「人生の最終段階における治療行為等に関する希望・意思表示 文書」の運用など同院のACPの取り組みを紹介した。

この後、参加者を複数の班に分けてグループワークを実施。参加した各施設のACPの取り組みや課題を共有するため、各グループで話し合った後に全体発表を行った。

参加者からは「今日の議論を施設にもち帰って、今後の連携促進に役立て、施設側でもできることに取り組んでいきたい」など声が上がっていた。

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