
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)09月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1507 2面
茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)は7月1日、歯科口腔外科を新たに開設した。梯裕恵・歯科口腔外科部長が着任したことによる。同科では、一般歯科では対応が難しい複雑かつ専門的な口腔や顎、顔面領域の疾患の診断・治療を行う。周術期の口腔機能管理にも力を入れ、誤嚥性肺炎など術後合併症の予防などに尽力していく。
梯部長(左から2人目)と歯科口腔外科スタッフ
複雑かつ専門的な口腔・顎・顔面領域の疾患の診断・治療に取り組む
茅ヶ崎病院の歯科口腔外科は、具体的には、①複雑な生え方をしている親知らずの抜歯、②血液をサラサラにする薬や骨粗鬆症治療薬などを服用している全身疾患のある患者さんの抜歯、③薬剤関連顎骨壊死、④顎関節症、⑤口腔がん、⑥歯や顎の骨が折れるなどのけが、⑦口腔乾燥症――などの診療に取り組んでいる。
梯部長は九州大学歯学部を卒業後、口腔外科研修を経て同大学大学院に進学。免疫に関する研究に従事した後、同大学病院で20年以上、臨床・教育・研究に携わってきた。
「『もっと目の前の一人ひとりの患者さんに、じっくりと向き合いたい』との思いが強くなり、地域医療に軸足を移すため当院に入職し、歯科口腔外科を立ち上げました」(梯部長)
誤嚥性肺炎や感染性心内膜炎など術後合併症を予防するため、梯部長は手術前後に専門的な口腔ケアを行う「周術期口腔機能管理」に力を入れる。
また、たとえば歯がぐらついていると、全身麻酔の挿管時に歯が脱落し、気道閉塞や誤嚥の原因となる可能性があることから、「リスクのある歯は、あらかじめ治療や抜歯をする必要があります。そのため術前の口腔内チェックは非常に重要です」と強調する。
患者さんとは、つねに自分の家族だと思って接するように心がけているという梯部長。「お口のトラブルが生じた際には、ぜひ気軽に受診していただけたらと思います」と地域に呼びかけている。