徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)08月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1504 3面

仙台病院
手洗い推奨バッジ用い
感染対策の意識向上へ

感染管理認定看護師の笹木・看護主任(左)と岩田・看護副主任地域の方々に手指衛生の重要性を啓発する活動を実施

仙台徳洲会病院は2023年、手指衛生遵守率の高かった職員へオリジナルバッジを贈呈する取り組みをスタートした。これは視覚的な報奨制度を通じて意識の底上げを図るのが目的。同時に患者さんにも同院の衛生管理の徹底を伝える手段として位置付けている。

初年度は医師を対象に実施。感染管理認定看護師とリンクナースが直接観察を行い、遵守率の高かった上位5人にバッジを授与した。現在は対象を全職員に拡大し、部署ごとの手指消毒剤使用量上位者にバッジを贈る形へと変更。表彰を職員の前で所属長が行うことで、全体の意識向上にもつなげている。また、患者さん1人当たりの手指消毒剤使用回数は、23年度の目標である12回を達成し、24年度以降は15回に引き上げた。

「頑張ったら目に見えて評価される仕組みが、モチベーションにつながっていると思います。ゆくゆくは、ほとんどの職員がバッジを付けているようになってほしいです。また、患者さんへ同院の取り組みを周知するために、バッジの意義を伝える掲示物を整備する必要もあります」と力を込めるのは岩田妃呂子・看護副主任。

さらに、笹木英恵・看護主任は「ICN(国際看護師協会)直接観察による評価には限界があり、今後は評価者の質を高める体制づくりが課題です。『正しいタイミングで手指衛生が行えているか』を評価できるよう、リンクナースの育成が必要であると考えます」と展望を語る。

同院では、患者さんや地域の方々に、手指衛生の重要性を啓発するための活動も継続。今年は7月9日に院内にブースを構え、螢光ローションを使用した手洗いイベントなどを行った。

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