徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)07月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1501 3面

近藤・仙台病院副院長
中国・国際学会で招聘講演
肝がんの集学的治療を強調

仙台徳洲会病院の近藤泰輝副院長(肝臓内科)は、中国で開催された国際学会「Conference of Inter-ventional Cure」で招聘講演を行った。同科は難治性肝がん治療で実績を重ね、国際的な信頼を高めつつ、地域医療の中核として成長を続けている。

近藤副院長は中国で開催された国際学会で招聘講演肝臓に対するカテーテル治療を行う近藤副院長(右)

近藤副院長は同学会で、200人超の医師を前に講演を行った。テーマは「肝細胞がん(HCC)に対するカテーテル治療を中心とした集学的治療」。カテーテル治療だけでなく、ラジオ波焼灼療法(RFA)や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など多様な治療を組み合わせた集学的治療の重要性をアピール。世界をリードする技術とデータに、聴衆からは熱心な質問が相次いだ。

「日本の肝臓治療は、とくにカテーテルを使った治療で世界トップレベル」と近藤副院長。中国ではB型肝炎由来の肝がんが多く、治療水準の向上が急務とされるなか、日本の高度な知見と実績に対する関心が高まっている。

近藤副院長は国内で難治性肝がん患者さんの治療に注力。進行例や治療困難例にも積極的に対応し、紹介患者さんは地域や医療圏を越えて増加。入職後、約2年間で入院患者数は約2倍となっている。

医療の質を支えるのは多職種連携だ。看護師や薬剤師、管理栄養士、リハビリテーションスタッフとの密な連携で、入院中の筋力低下を防ぎ、退院後の生活機能維持にも尽力。毎朝の多職種回診や治療計画の共有が、患者本位の医療を支えている。

さらに、脂肪性肝炎や肝腎症候群を対象としたふたつの治験も進行中で、研究機関としての認知も高まりつつある。今後は大学病院との共同研究や人材育成に加え、徳洲会グループ全体の治療レベルの底上げにも取り組んでいく構えだ。近藤副院長は「当院が患者さんであふれるくらいのブランドを築きたい」と強調。「選ばれる病院」として、地域を越えて世界の医療に貢献していく。

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