
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)07月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1501 2面
徳洲会リハビリテーション部会は6月18日から2日間、成田富里徳洲会病院(千葉県)で全国責任者会議を開催した。全国のグループ病院・施設から84人のリハビリセラピストが参加。財務・業務管理、臨床教育に関する責任者研修に加え、グループディスカッションも行い、研鑽と交流を図った。
全国のグループ病院・施設から84人が参加
「各地域での実践が徳洲会全体の力になります」と福家部会長
初めてグループディスカッションを行い研鑽
冒頭、新たに部会長に就任した福家晶子・千葉西総合病院リハビリ室長(理学療法士=PT)は「この会議は、情報を得るだけでなく、得た学びを現場での行動につなげていく場です。皆さんの地域での取り組みが、徳洲会全体の成長と発展につながります」と挨拶し、参加者に主体的な参画を呼びかけた。
まず、斉藤秀之・日本理学療法士協会会長が登壇。診療報酬改定につながった経緯などを紹介したうえで、リハビリ職が「政策のど真ん中」に立つ必要性を訴えた。
続いて外部講師が責任者研修を実施。最初に、沢辺新悟SMG菅原経営東京支社長が「財務・業務管理」をテーマに講義した。チームマネジメントの重要性を示し、部門長の責任と役割をあらためて定義。「意思決定には数字を根拠とし、長期的視点をもつことが不可欠」と指摘した後、若手職員へのアプローチに関し、「Z世代の価値観をふまえた共感的なコミュニケーションが重視され、『伝える』から『伝わる』へと意識を変える必要性があります」と強調した。
次に、鈴森剛志・滋慶トータルサポートセンター長(公認心理士)が「医療現場における人間関係論」をテーマに講義。とくにハラスメント対策について多くの時間を割き、医療・福祉業界でのパワハラの多さや、訴訟リスク、学生実習中の指導対応の課題を紹介、「人ではなく『こと』に焦点を当てたフィードバックや、クリアな職場内コミュニケーションが重要です」と語気を強めた。
2日目は、まず一般社団法人徳洲会の石川一郎本部長がWEBで挨拶し、リハビリ部門も収益向上に積極的に寄与する姿勢が求められていることを訴えた。これを受け、中田敦・札幌徳洲会病院リハビリ科室長(PT)が目標設定会議の報告など実施。職員1人当たりのリハビリ提供単位数の確保に努めつつ、より質の高いサービス提供と職員の働きやすさを両立させるために、他法人の事例も参考にしながら、現場に即した持続可能な目標設定と多様な働き方への配慮の重要性を共有した。
続いて、応援状況の確認、各担当役員からの報告の後、「『リハビリ部門の質と収益』を表す成長可能な指標を考える」をテーマに、初めてグループディスカッションを実施。話し合いの後、代表3グループが結果を発表した。
最後に、総括として同部会顧問の池田喜久子・千葉徳洲会病院リハビリ科部長が「これからの時代、リハビリ職は単なる治療の担い手ではなく、地域を支え、政策を動かす力になる存在です。活発な活動を期待しています」と締めくくり、閉会した。