
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)07月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1501 1面
徳洲会広報部会は6月18日、第1回「徳洲会広報AWARD」を開催した。同AWARDは、徳洲会グループ内の個々の病院の広報にかかわる取り組みを共有することで、グループ全体の広報の質を高め、各病院の認知度向上や、徳洲会グループ全体のブランディングを高めるのが狙い。ひいては医療界全体の広報の質や地域の保健・医療・福祉の向上に寄与することを目指す。一定の基準で部門別に審査を行い表彰、全部門のなかから参加者の投票により、日高徳洲会病院(北海道)が最優秀演題に選ばれた。
延べ40病院がエントリーした第1回広報AWARD
最優秀演題を受賞した日高病院の発表
第1回広報AWARDは①広報誌部門:病院広報誌など定期刊行物、②WEB部門:ホームページ、Facebook、X、Instagram、YouTube、LINE、TikTokなど、③メディア部門:テレビやラジオ、新聞、雑誌など、④対外活動部門:医療講演などイベント開催・参加、訪問活動など――の4部門に分けて実施。エントリーを募ったところ、グループ病院から延べ40病院の応募があった。
部門ごとに「費用(労働時間など含む)と効果」、「独創性(広報戦略や制作物のデザインなど)」、「水平展開のしやすさ」、「持続可能性」、「取り組みの継続期間」、「広報活動体制」の6項目の評価項目を対象に事務局が採点。活動内容やこれら評価項目に沿ったアピールなどを盛り込んだ応募時のエントリーシート、実際の制作物をもとに採点を行った。
同AWARDはオンライン形式で実施し、冒頭、同部会の上田昇部会長(一般社団法人徳洲会広報部長兼『徳洲新聞』編集長)が「初めての企画で試行錯誤を経ての開催となります。第1回を糧として第2回、第3回へと、改善するところは改善し、皆さんと協力しながら、より中身の濃い広報AWARDにしていきたいと考えています」と開会挨拶。
続いて結果発表と各部門の1位施設がプレゼンテーションを実施。広報誌部門は湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)と名古屋徳洲会総合病院の2施設が同点で1位となった。3位は八尾徳洲会総合病院(大阪府)、4位も同点で松原徳洲会病院(同)と鹿児島徳洲会病院の2施設が選ばれた。
湘南藤沢病院は町田詩織マーケティング課主任が「変わる広報誌、その先へ 湘南藤沢徳洲会病院 広報誌リニューアル事例」をテーマに発表。同院は連携機関への宣伝を目的とした広報誌から、患者満足度向上を目的とした広報誌にリニューアルを図った。その経緯やリニューアルの中身などを説明した。
名古屋病院は大井幹久・医療連携室職員が「『つなぐ役割』~最新医療を患者さんへ、地域へ~」と題し発表。大井職員は、地域の医療機関向けに同院が発行している最新治療の紹介パンフレットについて、制作背景や工夫した点などを説明した。
WEB部門は、日高病院と札幌南徳洲会病院の2施設が同点で1位。3位は徳之島徳洲会病院(鹿児島県)、4位は沖永良部徳洲会病院(同)と離島病院が続いた。
日高病院は濱田真幸・病診連携室主任が「全国から職員の集まる病院へ」をテーマに発表。同院広報部門ではYouTubeとTikTokを運用しており、知名度を上げることに特化したSNS対策に注力。一般層を対象に、視聴者が楽しめる内容とし、医療や同院の情報をさりげなく盛り込むなど工夫や、SNSの効果などを紹介した。
札幌南病院は梶原陽子・看護責任者が「『私たち』を知っていただくために」と題し発表。同院は広報委員会と看護部ホームページ委員会が中心となり、外部の方々に自院のことを広く知ってもらうために、院内の雰囲気やイベント、活動内容などについてInstagramを通じて発信。運用体制や取り組みの効果などを紹介した。
メディア部門の1位は成田富里徳洲会病院(千葉県)、2位は千葉徳洲会病院、3位は札幌徳洲会病院、4位は葉山ハートセンターという結果。
成田富里病院の遠藤亮・地域連携室広報・渉外職員は「第1回広報アワード~メディア部門~」をテーマに発表。院内でのドラマ・映画撮影への対応に関して、撮影までの流れや引き受ける際のポイント、主な撮影場所などを紹介した。
対外活動部門の1位は庄内余目病院(山形県)、2位は日高病院と湘南藤沢病院、4位は神戸徳洲会病院だった。
庄内余目病院の遠藤豊喜・企画課課長は「円滑な救急連携を支える 広報活動の取組み」と題して発表を行った。情報提供や訪問活動など同院が取り組む救急隊への広報支援活動を説明。具体的には、広報誌など持参し消防署訪問、救急受け入れ表を作成して救急隊に連絡。スクナ(クラウド型心電図画像伝送システム)の症例フィードバックなど5つの活動を示した。
各部門1位のプレゼンテーション後、44病院からの参加者による投票で最優秀演題を決定。全体の37.5%の得票で日高病院が選出された。受賞を受けて日高病院の濱田主任は「とても光栄です。病院職員の皆さんに報告したいと思います。そして、これからも良いコンテンツをつくり続けられるように頑張りたいです」と今後に向けて意気込みを語った。
すべてのプログラムを終え、上田部会長が総括。「同じSNSでも、どこに向けて発信しているかによってカテゴライズし、審査しても良いのではないかと感じました。第1回の経験を次につなげていきたいと考えています」と展望した。