徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)07月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1499 2面

病気のはなし190
まず医療機関を受診
首の寝違え

目が覚めた時、首の後ろや左右に痛みが生じ、動かしづらくなっている状態を寝違えという。痛みで行動がままならない時もあり、ついマッサージなどしがちだが、「急性期にマッサージは避けたほうが良いと思います」と湘南厚木病院(神奈川県)整形外科の杉本太部長。

首の寝違えは、無理な姿勢によって首に負担がかかり、首の靱帯や筋肉に炎症が起こっている状態で、「手や足首の瞬間的に起こる捻挫と異なり、いわば時間をかけてなる捻挫のようなものです」(杉本部長)。急性期(1~2週間)にはマッサージや温浴などの刺激をできるだけ避け、痛み止めの入ったシップや、必要があれば筋弛緩薬、内服の痛み止めなど処方し、安静を保って経過を観察する。

炎症を起こした筋肉が硬くなり、慢性期に入ったらリハビリテーションなどで少しずつ筋肉をほぐしていく。この段階からは温泉やマッサージが有効なことも多い。多忙で受診が難しい場合は、血流を改善する塗り薬など処方することもあるという。

本人は寝違えと思っていても椎間板ヘルニアや頸部椎管狭窄症、頸椎すべり症による神経障害などが隠れているケースもある。「何度も寝違えを起こす方は、病的なもののほか、日常生活で首に負担をかけていたり、枕が合っていなかったりする可能性があります」と杉本部長は指摘、「まず医療機関を受診し、原因疾患の有無を確認してください」と呼びかけている。

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