徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)06月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1497 3面

湘南藤沢病院
リウマチ・膠原病・
アレルギー科が好調

中下部長(中央)と外来でサポートする大石栄子看護師(左)、根来宏美看護師

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)のリウマチ・膠原病・アレルギー科が地域の医療機関からの紹介を増やすなど好調だ。

同科は、診断・治療の難しい希少疾患で豊富な診療実績と専門知識を有している。たとえば、家族性地中海熱(遺伝性の自己炎症性疾患)は「原因不明の熱」として見逃されやすく、救急外来を繰り返すケースもある。こうした疾患に正確な診断と適切な治療を行い、患者さんの生活の質(QOL)向上を図ってきた実績が、口コミで広がりを見せている。

同科の中下珠緒部長は「開設から4年、大学病院や地域の医療機関からの紹介患者さんが増加しており、希少疾患や専門性の高い診療を求める患者さんの受け皿としての役割を強めています。

確定診断には遺伝子検査が欠かせない。同院は日本免疫不全・自己炎症学会(JSIAD)の連携施設であり、大学病院以外では実施が難しい遺伝子検査にも、臨床遺伝専門医である橋口和生・産科・婦人科部長と連携して対応する。

一方、診断確定までに長い時間を要するケースが多いため、個々の状況に応じたメンタルケアや生活指導にも注力。また、妊娠や出産に関する課題を抱える患者さんには、必要に応じ産科・婦人科とも密に連携する体制を整えている。

教育・研究にも積極的。4月から聖マリアンナ医科大学の連携施設になり、内科専攻医を受け入れていく計画で、学会発表などアカデミックな活動もサポートしていく。

中下部長の論文は、国内外の「関節リウマチ診療ガイドライン」で引用。リウマチ治療薬のオレンシア(一般名:アバタセプト)が間質性肺炎に与える影響に関し、世界で初めて報告した論文で、臨床での生物学的製剤の安全な使い分けに貢献している。また、日本呼吸器学会の『膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2025』でも引用され、診断・治療の指針策定に寄与した。

中下部長は「今後も臨床・教育・研究を三本柱に、より質の高い医療の提供と、次世代の医師育成、医学の発展に貢献していきます」と意欲的だ。

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