徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)06月09日 月曜日 徳洲新聞 NO.1495 3面

神奈川県黒岩知事
超高齢社会を乗り越える
「ME-BYO」キーワード

超高齢社会を乗り越えるためのモデルを示す黒岩知事

黒岩祐治・神奈川県知事が「Vibrant INOCHIを目指して!」をテーマに講演した。はじめに、かつてキャスターとして救急救命士誕生につながったキャンペーン報道に始まり、現在まで長く医療・ヘルスケア・障がい福祉の問題にかかわってきたことを紹介。救急医療でも障がい福祉でも「どの目線で考えるかが大事」と強調した。また、施設における障がい者の医療が空白である現状を指摘し、改善を訴えた。

そのうえで、講演テーマに言及。WHO(世界保健機関)が作成した世界の高齢化を示す地図を映し、あらためて日本は超高齢社会の先端を走っていることを指摘、乗り越えるモデルをつくれば、世界を救うモデルになり得ることを示唆した。高齢者が激増する社会では、病気やけがをしても十分な医療が受けられない可能性があるとし、発想を転換する必要性をアピール。そのキーワードとして「ME-BYO 未病」を示した。

未病について黒岩知事は色で説明。健康を“白”、病気を“赤”とした場合、両者を線で分けるのではなく、“グラデーション”とし、どの段階でも白にもっていこうとする(未病の改善)重要性を説いた。これは予防とは根本的に異なる点を強調。予防は医療従事者、未病は自分自身と、“目線”の違いを示した。

未病の改善には食・運動・社会参加が重要とし、とくに社会参加は単なる外出ではなく、社会とかかわる大切さを指摘した。最後に、講演タイトルにあるVibrant INOCHI(いのち輝く)を説明。「多用性」をベースに、「一人ひとりの目線に立って“生きていて楽しい”という状況をつくれることが超高齢社会では大事。医療や介護も、ひとつの要素」とし、「徳洲会グループの皆さまと一緒に新しいステージ、世界のモデルをつくっていきたい」と締めくくった。

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