徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)06月09日 月曜日 徳洲新聞 NO.1495 2面

東上震一理事長
徳洲会の近未来に言及
業務への“超集中”を!

「仕事にほれることが人生を豊かにする最大の秘訣」と東上理事長

東上震一理事長は今後の徳洲会グループについて講話を行った。概略を紹介する。

まず、「才あるものは徳あらず。徳あるものは才あらず。真材誠に得がたし」と徳川家宣の言葉を新井白石が伝えた故事を引き、人材選択の難しさを説くとともに、この金言が人事での不滅の公理であると強調した。

次に組織づくりの核となる技術の三極について、Human ware(対人技術:主に人事評価)、Hardware(病院施設・付帯医療機器)、Software(人と物の関係)があり、なかでもHuman wareに関し、「結果、成果を出してこそ仕事をしたと言えますが、いつも結果がともなうわけではありません。大きい自己犠牲と適宜、上司や仲間への報告があれば、その労苦を評価するのが徳洲会です」と、人事評価は成果主義・能力主義と整合性を取り難いところもあり、「結局は適材適所こそ人事の要」と語気を強めた。

今年度の事業計画にも触れ「全体で利益率4.7%は低すぎます。徳洲会の夢を追うにはまったく足りません」と訴え、超規模・大規模病院(25病院)は8%、全体で6%を目指すよう呼びかけた。このため許可病床を使い切る、ベッドの利用率(回転率)向上などを掲げた。また、医業利益ベースで赤字となっている病院は、上半期で赤字を半減するよう指示した。

最後に、徳洲会の近未来に言及し、医業収益は4~5年で7,000億円(2024年度は初の6,000億円台乗せ)、総職員数は5万人超(25年4月現在で約4万7,000人)に到達。また、各ブロックに大学病院相当の中心病院をつくる、陽子線装置などを備えた先端医療センターを関西、九州、沖縄にも整備、海外医療支援の一環として4~5カ国に徳洲会病院を開設することを示した。

これらを達成するために東上理事長は、「知識労働者、つまり職員の生産性を高めることこそが、明日を支配するうえで最大の経営上の挑戦」と経営学者のドラッカーの言葉を紹介。続けて「仕事を好きになる、仕事にほれることが自分の人生を豊かにする最大の秘訣です。業務に超集中(super focused)することを心がけてください」と呼びかけた。

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