徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)05月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1493 3面

徳洲会透析部会が全国会議
高齢者透析などテーマ
多職種150人超が参加し研鑽

徳洲会透析部会は4月19日から2日間、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)で全国責任者会議を開催した。テーマは「透析医療の新たなる展開を求めて~患者に寄り添う医療の未来~」。全国の徳洲会病院で透析医療に従事する多職種150人超が参加し、研鑽した。

透析医療に従事する多職種150人超が研鑽「患者さんに寄り添った医療を」と日髙センター長「自負や誇りをもって透析医療を支えてほしい」と小林院長

1日目の冒頭、部会長の日髙寿美・腎臓病総合医療センター長が挨拶に立ち、「顔を見合わせて開催することを大事にしたいと考えています。大切なのは、患者さんにどのような透析をしているか、一人ひとりが真剣に考えること。患者さんに寄り添った医療をしていきましょう」と呼びかけた。

この後、岸良洋一・徳洲会医事部会長(一般社団法人徳洲会事務部長)が「透析医療における診療加算の概要」、外部講師の平山智也・北彩都病院副院長が「高齢者透析にどう対処するか」をテーマに、それぞれ講演した。

休憩をはさみ、湘南鎌倉病院の鮫島早苗看護師と大久保亮太・臨床工学技士(CE)が「アフリカ医療支援を経験」と題し発表。2024年7月にアフリカのレソト王国を訪問し、クィーンマムハト病院内にオープンした透析センターの開所式に出席、その後、1週間ほど同院で現地指導した時の経験を共有した。

続いて「透析室の現状」をテーマにグループワークを実施。新庄徳洲会病院(山形県)の新井貴浩技士長(CE)が座長を務め、まず3施設が自院の現状や課題を報告。次いでグループに分かれ、現状や課題解決についてディスカッションした。

2日目は、「透析室における身体的拘束の低減化に向けて」をテーマにしたグループワークからスタートした。まず山北徳新会病院(新潟県)の山下昭二・看護部長と湘南鎌倉病院の愛甲美穂・看護主任が自院の取り組みを紹介。その後、①患者さんの尊厳を守るのか命を守るのか身体拘束の是非、②身体拘束をしないで透析を安全に行う工夫――について、グループで話し合った。

次に庄内余目病院(山形県)の本間久統・医療安全管理室長(CE)が「透析室における医療安全管理」と題し講義。「災害」をテーマにしたケーススタディでは、4施設が停電、システムダウン、地震・豪雨災害時の対応について経験を共有した。

総括で日髙センター長は「各施設の違いを理解し、対策や新しい取り組みを考えるきっかけになったと思います」と強調。さらなる学びの場として、第32回日本アフェレシス学会関東甲信越地方会(5月10日、神奈川県、大会長は日髙センター長)、第16回透析運動療法研究会(26年2月8日、神奈川県、大会長は大竹剛靖・湘南鎌倉病院副院長)を紹介した。

最後に、湘南鎌倉病院の小林修三院長が駆け付け、透析医療の課題や徳洲会グループの取り組みを示したうえで、「グループ全体で5,000人超の透析患者さんを診ていますが、これは日本で約70人に1人を診ていることになります。われわれが日本の透析医療を支えていると言っても過言ではなく、責任は重大です。自負や誇りをもって取り組んでください」とエールを送り、閉会した。

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