徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)04月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1489 4面

教えてドクター
治療で痛みは大きく軽減

Q 「膝が痛むのですが、手術が怖くて受診していません」 (68歳・男性)

富樫 栄太 山形徳洲会病院人工膝関節センター長 日本整形外科学会専門医、日本人工関節学会専門医

A. お答えします。

手術が怖いのは当然です。膝の痛みの原因はいろいろありますが、最も多い変形性膝関節症の場合、X線検査での5段階評価のうち、比較的軽いグレード2までなら、軟骨がそこまですり減っていないため、内服薬や関節内注射など保存療法が第一選択です。一方、グレード3以上は、少なくとも荷重部の軟骨がなくなっている状態のため、手術をお勧めしています。手術と聞くと大事のように感じるかもしれませんが、人工膝関節置換術は日本だけで年10万件ほど実施している確立された治療法で、専門医資格をもつ医師にとっては難しすぎることはありません。

術前の膝の痛みを10段階評価で5~8だとすれば、術直後の痛みでも2くらいですし、現在は痛みを抑える手段もそろっていますから、悩んでいるのなら手術したほうが、QOL(生活の質)が上がると思います。

軟骨は、残念ながら現代医学をもってしても再生しません。放置すると悪化する一方ですし、変形性股関節症や、関節リウマチを含む炎症性疾患など、他の疾患の可能性もありますので、まずは一度、整形外科を受診してみてください。

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