徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)04月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1489 3面

湘南大磯病院
認知症テーマに講演会
医師会と共催し地域連携強化

認知症について幅広い視点から講演を行う高橋部長

湘南大磯病院(神奈川県)は認知症をテーマとした講演会「認知症を考える会」を中郡医師会などと共催した。会場は同院。中郡医師会は同院が立地する大磯町と二宮町の医療機関で構成、地域連携の強化などを目的として同講演会を開催した。演者は同院脳神経内科の高橋若生部長で、権藤学司院長が座長を務めた。同院や同医師会の医師ら約30人が参加、研鑽を積んだ。

高橋部長は「湘南大磯病院における認知症診療の現状および課題」と題し、同院の認知症受診状況や早期診断での注意点、BPSD(周辺症状)への対応、地域の認知症診療の課題などについて説明した。

また、抗アミロイドβ抗体薬にも言及。アルツハイマー型認知症は脳にアミロイドβというタンパク質が蓄積することで神経細胞死を引き起こし、認知機能の低下につながり発症することが知られている。これに対し、アミロイドβと結合し除去するのが同薬だ。同薬のレカネマブは2023年に保険収載、同院でも導入している。

同薬の適応が軽度のアルツハイマー型認知症であることをふまえ、高橋部長は同薬の登場による影響について、「軽度認知症やMCI(軽度認知障害)のスクリーニングおよび鑑別診断が、より重要になると言えます」と指摘。また、高橋部長は認知症の早期受診や予防につながる地域住民の方々への啓発活動の重要性を強調した。

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