徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)04月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1489 1面
仮設診療所で被災患者さんを診療するTMAT隊員
【続報】震源地に近いミャンマーのザガイン市で4月16日から活動しているTMATは、仮設診療所を訪れる被災患者さんや、避難所で生活する住民の方々、受診に来ることができない地域の方々への訪問診療などに取り組み、21日までの6日間で257人を診療した。
隊員の福岡徳洲会病院の坂元孝光・総合診療科部長と札幌東徳洲会病院の合田祥悟・集中治療センター副センター長が、現地パートナーである国際NGOのBarefoot Doctors Myanmar(BFDM)と連携して実施。災害に直接関連した骨折や骨折疑い、脊髄損傷、軽症外傷、また環境変化にともなう内科的疾患など診療にあたった。地域の総合病院などへの紹介や搬送対応も実施。
活動方針の協議・調整のため、TMATの野口幸洋・事務局長(一般社団法人徳洲会医療安全・感染管理部課長)が20日午前(現地時間)に合流。現地では内科的疾患や公衆衛生にニーズが移り、BFDMや地元医師による医療チームの体制が整ってきたことから、TMATは診療活動をBFDMに引き継ぎ、21日にミャンマーでの活動を終了した。
TMATは引き続き現地パートナーと連携して支援を行っていくため、4月30日までクラウドファンディングを募集。詳細はQRコードから。