徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)03月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1483 3面

徳洲会看護部門
新任看護部長研修
離島で初めて実施

徳洲会看護部門は2024年度新任看護部長研修を行い、初めて離島研修を実施した。今年度の研修対象者は、23年5月から24年4月までに看護責任者になった11人。新任看護部長研修の目的は、トップマネージャーとしての自覚をもち、根拠に基づいた運営能力を身に付けること。離島研修は「徳洲会の原点を知る」ことが狙いで、鹿児島県の奄美大島と徳之島で行った。

「徳洲会の原点を知る」

離島研修に参加した7人の看護責任者徳之島では徳田虎雄顕彰記念館を見学

新任看護部長研修では「徳洲会が求める看護部組織」、「トップマネージャーが実践する目標管理」など講義。グループワークで「あなたが目指す3年後の自施設の看護部について」をテーマに、3グループに分かれディスカッションし、さらに事後レポートも提出した。

例年は同研修の後、翌年1月にフォローアップ研修を行って終了していたが、今回は初めて離島研修を実施した。徳洲会看護部門の坂本真起代・教育部長は、その意図について「離島・へき地医療は徳洲会の原点ですが、実際に現地に行ったことのない看護部長が多くいます。今回、初めて離島研修を行うにあたり、現地を知り、なぜ徳洲会ができたのかを考え、自分の言葉で説明できるようになってほしいと考えました」と説明する。

離島研修は昨年11月6日から3日間実施。研修対象者11人のうち、業務との兼ね合いもあり、7人が参加した。最初に奄美大島に入り、名瀬徳洲会病院や瀬戸内徳洲会病院、笠利病院に加え、加計呂麻徳洲会診療所などを見学。2日目は名瀬病院の8時会・朝礼に参加した後、徳之島に移り、徳之島徳洲会病院や関連施設、クリニックを回り、最後に徳田虎雄顕彰記念館を観覧した。3日目は徳之島病院の8時会・朝礼に参加。

研修生からは「徳田虎雄・名誉理事長の足跡を身近に体験することで、徳洲会イズムを肌で感じることができた」、「離島医療の実際に触れたことで、まだまだ自施設では患者ファーストの医療提供が不十分であるという現実を再認識した」、「8時会に参加した際に、きめ細かいベッドコントロール、研修医の入れ替わり時の引き継ぎ対策など、たくさんの工夫が見られた」、「徳洲会が大事にしている“お互いに関心をもち、お互いに助け合う姿勢”を感じた」など感想が聞かれた。

坂本部長は「この研修は、組織の一員として新たな自覚をもつ良い機会になったと考えます。離島では“断らない医療”を実践するために、限られた医師・看護師・職員数で精いっぱいの医療を提供し、垣根を越えたさまざまな協力体制を垣間見ることができました。徳洲会は『いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる』ためにつくられた組織であることを再認識し、徳洲会の医療をあらためて考えることもできました。また今回の研修は、離島ブロックの協力なしでは実現できませんでした。今後もより良い研修内容を相談しながら継続していきたいと考えています」。

新任看護部長研修では、来年度はさらに人事・総務部と連携し、4月の研修後に個別フォローも開始していく構え。研修生が勤務する病院を訪問し、目標管理面談を実施して現場の課題を共有しながら、一緒に解決に取り組んでいく考えだ。今後も研修の充実を図りながら、質の高い看護が提供できる組織を目指し、徳洲会の理念を継承できる看護管理者の育成を推進していく。

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