徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)03月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1483 3面

論文執筆で後輩医師の臨床力向上
尾浦・岸和田病院副院長

論文執筆について専攻医にアドバイスする尾浦副院長(左)

岸和田徳洲会病院(大阪府)の尾浦正二・副院長兼乳腺外科部長は、診療のかたわら若手を中心に医師の育成に尽力している。とくに論文の執筆を推奨し、尾浦副院長が入職した2020年から今年2月末までの5年間にかかわった論文数は、60編に上る。そのうち20編は初期研修医。残る40編は専攻医をはじめ、研修を終えた医師、さらには部長クラスの医師によるものもある。

サポートする医師の診療科は外科や消化器内科、泌尿器科と多岐にわたり、所属も同院はもちろん、関東や東海地区の徳洲会グループ病院と幅広い。

論文の執筆を重要視する理由について尾浦副院長は、「論文を書くことで、論理的に物事を考える力や新たな知識が身に付きます。それによって臨床の力が向上します」と説明。「実臨床ももちろん大切ですが、とくに若い医師は論文を書くべきです」と強調する。

とくに尾浦院長がサポートするのが画像読影だ。「CT(コンピュータ断層撮影)のみならずMRI(磁気共鳴画像診断)や超音波所見から、標的病変がいかなる病理成分で構成されているかという読影法を指導しています。これは従来のパターン認識による画像診断とは一線を画すもので、治療の新たな可能性を判断できる場合があります」(尾浦副院長)。

25年度からは救急医にも積極的なサポートを予定。「診療科を問わず論文作成のサポートを行いたいと思っています。なかには当院に3カ月研修で来ていた先生の論文が出版されるケースもあります。論文執筆に意欲のある方は、ぜひ当院にご連絡ください」。

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