
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)02月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1477 2面

1万種以上ある有機フッ素化合物のPFASは、耐水性、耐熱性などに優れているため、多くの工業・生活用品に使用されてきた。しかし、同物質は自然界で分解されにくい性質をもつことから環境汚染が問題となっており、さらにPFASのうちのPFOS、PFOAなどについては、発がん性など健康被害が指摘されたことから、現在はそれらについて世界的に製造や使用、輸入が制限されている。
とくに問題が指摘されている水質汚染について、日本でも公共用水、地下水を測定、2022年時点では16都道府県111地点で、暫定指針値 50ng/Lを超えるPFOS・PFOAが検出されている。岡山県吉備中央町の上水道からは、きわめて高濃度のPFOS・PFOA(最高値1400ng/L)が検出されたことから、同町は独自に公費で血液検査を実施。今年1月28日、検査を受けた町民の87%が、米国の「健康リスクが高まる」とする基準値を超えていたことを公表した。
環境省は、体内に入ったPFASは徐々に自然排泄されていくこと、現時点では血中濃度と健康への影響の関係性が明らかになっていないことなどを説明し、国として血液検査を支援する考えがないことを表明。しかし海外では、すでに被害報告もあり、今後、国内でも何らかの悪影響が判明する可能性もある。WEB上にあるPFAS検出状況マップを念のため確認されたい。