徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)01月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1476 2面

病気のはなし174
乳幼児と高齢者は注意
ヒトメタニューモウイルス

WHO(世界保健機関)は1月7日、呼吸器感染症の一種であるヒトメタニューモウイルス(hMPV)の感染が増えてきていると指摘した。この時期としては想定範囲内の流行だというが、とくに0~5歳までの乳幼児や高齢者に感染が多く、重症化すると肺炎や気管支炎も懸念されることから注意が必要だ。

hMPVは2001年に発見されたウイルスで、症状は熱やせき、鼻水などインフルエンザウイルス感染症と似ており、特異的な治療薬がないため対症療法が中心。一般的には1週間程度で症状が治まる。国内でもたびたび見られてきたが、感染症法には規定されていないことから、感染の規模などは明らかになっていない。有効なワクチンはなく、予防法は手洗いやマスクの着用など一般的な感染対策のみだ。

感染症の脅威はこれだけではない。米国では今月6日、初の鳥インフルエンザウイルスによる死者が出たことを公表。いまだヒト-ヒト感染は確認されていないものの、同ウイルスの鳥からヒトへの感染は散発的に世界中で確認されており、ウイルス変異がいつ起こるか予測ができないことから、厚生労働省もその動向を注視している。

国内ではインフルエンザウイルスの感染者数は高水準にあり、これからは春節祭などで中国からの観光客が増えると予測されることからも、引き続き感染症には注意を払いたい。

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