
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)01月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1476 2面
徳洲会臨床工学部会は2日間、和泉市立総合医療センター(大阪府)で第3回カテーテル・アンギオWG(ワーキンググループ)循環器セミナーを開催した。ハイブリッド形式で行い、徳洲会グループ50施設200人超の臨床工学技士(CE)らが参加した。
今回も活気あふれるセミナーに(前列左から4人目が原光WG代表)
福田・副理事長(右)から賞状を受け取りコメントする辻CE
循環器セミナーは、同部会内に設置したカテーテル・アンギオ専門部会が“学べる場の提供を”と2021年から年1回開催。学会形式の演題発表や教育講演などを企画している。
今回は、主に「特別講演」、「Award Session」、「Oral Session(口頭での演題発表)」、「教育Session」で構成するプログラムを用意。特別講演では、「心臓カテーテル検査室での安全管理」と題し、福田貢・副理事長(八尾徳洲会総合病院総長)が登壇。医療安全の歴史を説明したうえで、とくにカテーテル室での安全対策に言及した。
そのなかで福田・副理事長は、インシデントレポートを多職種からなる「チーム」で大切にすること、各専門職の立場で治療や検査を監視し必要な時には医師に対してきちんと声を上げる重要性などを強調。約束事を設けたりして、治療や検査の“攻め際”や“引き際”をチームで共有することを求めた。
また、岸和田徳洲会病院(大阪府)の藤原昌彦・循環器内科主任部長が「下肢閉塞性動脈硬化症(LEAD)に対する血管内治療(EVT)から心血管インターベンション業界を俯瞰する」をテーマに講演。LEADやCLTI(包括的高度慢性下肢虚血)について解説し、あらためてCEの役割の大きさを強調した。日々の臨床業務だけでなく、国内外での学会発表など多岐に活動するCEもいることを紹介し、「専門職としての高みを目指してほしい」と出席者にエールを送った。
Award Sessionは、Oral Sessionの応募20演題から事前にWGメンバーが選出した5演題を発表。当日の参加者が「とくに良かった演題」に投票した結果、最優秀演題に辻悠加・名古屋徳洲会総合病院CEの「当院のTAVIによる初弁輪破裂症例でBentall+上行置換術を施行し救命し得た一例」が選ばれた。
優秀演題には長橋勇輝・湘南鎌倉総合病院(神奈川県)CEの「CARTOのLAMモジュールを用いた洞調律下におけるSlow Pathway領域の描出の検討」、栗原理緒那・千葉西総合病院CEの「FFRangioにてdeferした後、治療が回避可能であった期間に関する検証~Wireを用いたFFRとの比較検討~」が選出された。
3人は福田・副理事長から賞状を授与されると「これからも医療安全含め一層良い医療が提供できるよう努力していきます」(辻CE)、「日頃サポートしてくれている上司や同僚のおかげです。今後も精進します」(長橋CE)、「発表の練習など院内の他のCEに協力いただいたので、(成果を出せて)とてもうれしいです」(栗原CE)と顔をほころばせた。
Oral Sessionでは3つのカテゴリーに分け、合計15演題を各地域のグループ病院で活動するCEが発表した。教育Sessionは、EVTのイメージング、アブレーションの3Dマッピングをテーマに、それぞれ行った。
終了後、WG代表の原光佑一・岸和田病院臨床工学室主任(CE)は「福田・副理事長や藤原・主任部長をはじめ、いろいろな方の協力でプログラムも大変充実しました。今後も参加者のモチベーションが高まるイベントにしたいです」と意気軒高。