徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)12月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1471 3面

湘南鎌倉病院がQI大会
品質改善の活動成果発表

表彰式で小林院長(右)から賞状を受け取る渡邊看護師

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は医療の質や医療安全の向上、業務改善などを目的とした品質改善活動の成果を発表するQI(Quality Imp-rovement=品質改善)大会を開催した。今回で13回目。QI活動は部署ごとに改善のターゲットとする指標を定め、目標値を達成するための活動を行う。

小林修三院長の開会挨拶でスタートし、病院全体指標であるワイドインディケーターに関して6演題、各部署からの一般演題が13演題の計19演題を発表。職員からの投票に基づき表彰を実施、最優秀QI賞、優秀QI賞、QI奨励賞を選出した。

最優秀QI賞には、渡邊芹菜看護師が発表した「心臓血管外科急変時・初期対応までの時間短縮」を選出。心臓血管外科の開胸術後の心停止は0.7~2.9%の頻度で起こると言われているが、開胸術後の胸骨圧迫は胸郭内構造物や心血管吻合部の外傷リスクが高い。そのため同院では通常の心肺蘇生アルゴリズム(手順)ではなく、欧州心臓胸部外科学会が策定した「開胸術後の急変対応」を参考にしたプロトコル(治療計画)を使用していると説明した。

「特殊な急変対応であるため知識・経験不足から急変への対応が遅れることが懸念されました。そこで、同プロトコルの学習会や、プロトコルに沿った蘇生対応のシミュレーションを実施し、初期対応までの時間を計測、実施前後で比較を行いました」と渡邊看護師。その結果、初期対応時間の短縮につながり、「体験を通じた学習を繰り返し行ったことで、実践につながる体験学習になったと考えられます」とまとめた。

受賞後、渡邊看護師は「今後、取り組みを継続していくことが大切だと考えています。また、今回は心臓血管外科が対象ですが、急変時の初期対応は、どこでも重要ですので、他病棟・他領域にも急変対応の改善に対する意識付けが広がっていけば良いと思います」と抱負を語った。

優秀QI賞は、石福由佳・栄養管理部副主任(管理栄養士)が発表した「当院における新たな化学療法食の立ち上げと取り組み」、QI奨励賞には室賀幸代・放射線科副主任(診療放射線技師)の「病棟患者のレントゲン検査待ち時間低減」が選ばれた。

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