徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)12月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1469 3面

佐藤・東京西病院名誉院長
乳がん啓発イベントで講演

「患者さんに合わせた乳がん治療を」と佐藤・名誉院長

東京西徳洲会病院の佐藤一彦・名誉院長は、都内で行われたKSHS(キチンと手術・ホンネで再建・乳がん体験者の会)第10回全国大会に、8人のパネリストのひとりとして参加、乳がん治療最新情報について講演した。テーマは「乳房も心臓も守る乳房部分照射とは」。最初に、がん治療関連心機能障害が大きな問題になっていることを指摘した。

心機能障害にかかわる薬剤の説明に加え、放射線治療の工夫にも言及し、同院で乳房部分切除後の放射線治療として実施している加速乳房部分照射を紹介した。これは腫瘍を切除した近くに放射線を発する小さな粒を挿入し、がんの周囲にだけ放射線を当てる治療法で、心機能を守りながら短期間で高い効果を発揮する。「治療の前に心臓に対するリスクを把握し、治療方針を提示する責任があります」と強調した。

会の終わりには佐藤・名誉院長が座長となり、他のパネリストと共に質疑応答も実施した。

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