徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)12月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1469 2面

病気のはなし171
全国的に流行期
2024年冬インフルエンザ

厚生労働省は11月8日、インフルエンザウイルス感染症が全国的に流行期に入ったと発表。2024年第47週(11月18日~24日)の全国定点当たりの感染者報告数は2.36人(1医療機関当たり)で、秋冬に大流行した昨年に比べれば少ないものの、すでに学級閉鎖、学年閉鎖が相次いでおり、各自治体が感染対策を呼びかけている。初秋にインフルエンザが猛威をふるった沖縄県は、ピークを脱しているものの依然5.52人と高い数値だ。

インフルエンザ以外にも、今年は若年層を中心に手足口病やマイコプラズマ肺炎が流行するなど、各種感染症への感染リスクが高い。同時感染も考えられることから、手洗い、マスク、換気、密の回避など感染対策に加え、ワクチン接種も検討したい。

インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症ともに定期接種対象者(65歳以上の高齢者と60~64歳の一定の基礎疾患がある人)へのワクチン接種が始まっており、それ以外の人も希望者は自己負担で接種できる。両ワクチンは同時接種が可能で、同時接種であっても副反応は増加しないとの報告がある。新型コロナ感染症の感染者数は今のところ低い水準だが、全国的にじわりと増加してきており、こちらも引き続き警戒が必要だ。

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