徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)11月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1468 3面

名古屋病院
連携強化し新たな未来へ
「地域医療機関をつなぐ会」初開催

名古屋徳洲会総合病院は10月19日、愛知県内で「地域医療機関をつなぐ会」を初開催した。地域の医療機関から100人超が参加。同院の診療内容を周知し、地域の医療従事者との連携をいっそう強め、新たな未来を見据える場とするのが目的だ。

フローダイバーターの解説をする天野副院長ロボット手術の実績など報告する秋田部長歓談の時間を設け名古屋病院スタッフと参加者が交流

冒頭、大橋壯樹・医療法人徳洲会副理事長(名古屋病院総長)は「ぜひ当院の良いところを知っていただき、それが地域医療のためになればと思います。ひとつ自慢は、当院の研修医が優秀であること。若い医師がしっかりと頑張っている病院です」とアピールした。

加藤千雄院長は「日頃から病診連携、病病連携では、お世話になり、先生方から紹介いただいた患者さんは、職員一同全力でケアしています」と強調。「当院の各診療科の特徴を知っていただくことが地域のためになると考え、この会を企画しました。私たちの顔を覚えていただき、交流できる機会になればと思います」と意欲を見せた。

次に、天野貴之・副院長兼脳神経外科部長と秋田英俊・泌尿器科部長が特別講演を実施。天野副院長は「脳動脈瘤の新時代~くも膜下出血を予防し脳動脈瘤を根治する最新治療~」がテーマ。脳外科疾患の解説に加え、脳動脈瘤に対する最新治療であるフローダイバーター(カテーテルによる血管内治療)にも言及し、「これからも地域の方々の期待に沿えるような治療を提供できるように精進していきます」と誓った。

秋田部長は「当院での泌尿器ロボット手術について」と題し講演。腹腔鏡手術の歴史に触れた後、手術支援ロボット「ダヴィンチ」の特徴や実績などを説明。「多くの症例を経験し、多職種スタッフも熟練していることが当院の優位性だと考えます」と力を込めた。

続いて、歓談の時間を設け、同院の医師や地域連携に携わるスタッフらが参加者と交流、日頃の診療内容や連携業務などについて意見を交わした。この間、同院の7つの診療科の部長らが登壇し、それぞれ所属医師や診療内容、実績、展望などを報告。「少しでも地域医療に貢献できるよう、診療技術の向上に努めていきます」と口をそろえた。 最後に、前田誠司・春日井市医師会長が「これからも徳洲会病院と地域の病院・クリニックが協力し、地域のために発展していけたらと思います」と期待。加藤院長は「本日、先生方にいただいた貴重な時間を無駄にしないよう努力していきます」と宣言、閉会した。

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