徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)11月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1468 3面
腹腔鏡で治療を行う松浦部長(写真左)
東京西徳洲会病院の婦人科は積極的に手術に取り組み、1月から10カ月間で200例に達した。同科は松浦拓人部長が1月に入職したのを皮切りに、7月までに常勤医師3人体制に拡充。来年は年間400例超を見込んでいる。子宮筋腫をはじめとした良性疾患から、がん手術まで幅広く対応し、腹腔鏡や手術支援ロボット「hinotori」を用いた低侵襲手術を中心に実施。とくにロボット支援手術では、最短で手術翌日に退院できるケースもあり、患者さんの負担軽減に寄与。
また、同科の強みのひとつとして、骨盤臓器脱をはじめとしたウロギネコロジー(泌尿器科と婦人科にまたがる領域を診る診療科)を専門とする医師がいることが挙げられる。松浦部長は「国内では希少な専門医による再発のない徹底した治療が可能」とアピール。手術から保存療法まで幅広いアプローチで患者さんを支えている。
今後は、地元の診療所と積極的に連携し、診療所では対応が難しい婦人科疾患の手術を同院で行い、術後は、かかりつけ医に診てもらう体制を構築していく構え。松浦部長は「産科がないぶん、婦人科手術に特化し西東京を代表する『婦人科内視鏡手術センター』を目指したい。がん領域では佐藤一彦・名誉院長がセンター長を務める包括的がん診療センターでの治療に婦人科領域もかかわっていき、当院の新たな強みとしていきたいです」と力を込める。