徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)11月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1468 2面

病気のはなし170
登録なしでも保険利用可能
マイナ保険証

2024年12月2日以降、紙の健康保険証が発行されなくなり、保険診療はマイナンバーカードに紐付けされた健康保険証(マイナ保険証)を基本とした仕組みに移行する。現在、手元にある紙の保険証は、その有効期限まで有効(有効期限の記載のない健康保険組合の保険証は2025年12月1日まで使用可能)。

ただ、マイナ保険証を持っていなくても国民皆保険制度が利用できなくなるわけではない。マイナンバーカードを持っていない、もしくは持っていても保険証をひも付けしていない、持っていたが登録解除した――などの場合は、申請不要・無償で保険者(勤務先や自治体)から「資格確認書」が交付される。当面の間は、資格確認書が実質的に保険証代わりとなり、現行の保険負担割合で、問題なく保険診療を受けることが可能だ。

9月時点のマイナ保険証の利用率は国民全体で13.87%、マイナ保険証を推進する厚生労働省や総務省、内閣府の職員の利用率でさえ16~20%にとどまり、普及しているとは言い難い。とは言え、マイナ保険証の目指す薬局-医療機関間の診療データの共有などが進めば、患者さんへの恩恵も大きいことから、各々のタイミングで利用登録を考えたい。マイナ保険証の利用登録は、医療機関や薬局のカードリーダー、セブン銀行、マイナポータル(スマホやパソコンからアクセス)で可能。

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