
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)11月04日 月曜日 徳洲新聞 NO.1465 2面

65歳以上、もしくは基礎疾患をもつ60~64歳を対象に、10月から自治体による新型コロナ感染症ワクチンの定期接種が始まっている。同ワクチンは3月31日で全額公費負担が終了しており、各自治体が設定した額の自己負担が必要だ(費用は自治体によって異なり、最大でも7,000円程度)。定期接種対象者以外は全額自己負担。
接種は任意だが、日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会の3学会は『2024年度の新型コロナワクチン定期接種に関する見解』のなかで、①23年秋のワクチン接種により高齢者の入院が44.7%減少したこと、②65歳以上の新型コロナ入院患者さんの30日以内致命率はインフルエンザ入院患者さんより1.78倍高いとの報告があること、③罹患後症状は70歳以上の15.7%に発現していること――などから、高齢者の定期接種を強く推奨している。
定期接種で使うワクチンは、mRNAワクチンと組み換えタンパクワクチン。mRNAワクチンのなかで新たに承認されたレプリコンワクチンは、mRNAを人の体内で増殖させる能力をもつことから、一部で「ワクチン接種後に周囲にコロナウイルスを伝播させる」などの風評が流れているが、上記3学会はこれを完全に否定する見解を発表している。