徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)10月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1464 2面

震度6強想定し大規模災害訓練
6年ぶり船橋市と合同開催
千葉病院

千葉徳洲会病院は9月14日、6年ぶりに船橋市と合同で大規模災害訓練を実施した。震度6強の地震を想定し、病院前救護所の設置やトリアージ(重症度・緊急度選別)訓練などを同時進行で行った。

病院内外から150人超が集まり訓練を実施

船橋市は過去の大規模災害の教訓を受け、2020年4月に防災ルールを改定。震度6弱以上の地震が発生した際、市内9カ所に病院前救護所を設置し、迅速な応急救護を行う体制を整備、千葉病院もそのひとつに指定した。今回の訓練は、その運営の実践と院内の災害対応の確認を目的に実施。院内から104人、外部から約50人が集まり、このうち船橋市からは松戸徹市長、筒井勝・保健所長、3師会(医師会、薬剤師会、柔道整復師会)の関係者らが参加した。

当日は4つの訓練を同時進行で実施。「病院前救護所の設置訓練」では、模擬患者さんの受け付けやトリアージスペースを整え、動線の確認を行った。「トリアージ訓練」では、模擬患者さんを傷病の状態に応じて適切に誘導して搬送、なかには急変するケースも想定した。「応急救護訓練」では、軽症患者さんへの対応のほか、突然の急変に対するシミュレーションも実施。院内では、発災時の被害状況を本部に報告し、人形を用いた「搬送訓練」も行った。

また、徳洲会独自のチャットシステム「Chatis」には、千葉県北西部に震度5強の地震を観測すると、自動的に同院職員に安否確認メールが通知される機能があり、同機能を用いた訓練も実施した。すべての訓練が終了した後には振り返りも行った。

企画にかかわった野口慶祐・総務課副主任は「実際の状況を想定して訓練することの重要性を再確認しました。訓練で得た気付きを生かし、地域への貢献を目指します」、堀行洋茂事務長は「船橋市の積極的な働きかけにより、地域の医療機関からの参加が大幅に増えました。災害時の傷病者受け入れ体制づくりとして、充実した訓練となり、地域医療連携を深めることができました」と力を込めた。

鶴田好彦・院長補佐は「6年ぶりの合同開催でしたが、参加者にはさまざまな気付きを感じてもらえたと思います。今回の訓練を通じ、船橋市内の医療体制が再確認され、今後の災害対策に向けた重要な一歩となりました」と振り返り、松戸市長は「この規模の訓練を行っていただいたことを心強く思います。訓練を行うだけでなく、次につなげることに意義があります」と期待を寄せた。

PAGE TOP

PAGE TOP