徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)09月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1458 3面
睡眠不足のリスクを説明する後平院長
札幌外科記念病院の後平泰信院長は7月18日、北海道音更町が主催するシニア大学で講師を務めた。同大学は60歳以上の町民を対象にした学びの場で、町内の帯広徳洲会病院に後平院長が応援診療に赴いている縁で実現した。テーマは「睡眠と生活習慣病-眠りを良くして、心も体も元気にしよう」。
後平院長は、睡眠不足は生活習慣病のリスクを高めたり、自動車運転の技能低下を引き起こしたりすることを指摘。7時間以上の睡眠を推奨した。ただし、「高齢者は8時間以上横になると認知症の発症リスクが高まるという研究結果も出ています。目が覚めていたとしても、長時間、横になるのは控えましょう」と注意を促した。
重症化すると循環器疾患やうつ病などのリスクを高めるSAS(睡眠時無呼吸症候群)についても解説。生活習慣病を抱える人はSASを発症しやすいため、地域にSAS専門外来を設けている医療機関がある場合は、受診するよう呼びかけた。