徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)09月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1456 2面

病気のはなし160
40代後半から定期検診
大腸がん

日本人の死因の第1位は男女ともに悪性新生物(がん)だが、なかでも大腸がんは男性のがん死亡数第2位、女性の第1位(2022年)と非常に多い。「死亡者数が多いのは罹患者数が多いからです。他のがんに比べても悪性度はそこまで高くなく、進行も比較的緩やかで、がんが腸の内側深くに入り込む前に発見できれば、大腸カメラで切除し治療終了ということもあります」と名古屋徳洲会総合病院の高山悟副院長(消化器外科部長)。

とはいえ大腸がんは初期段階では無症状で、症状からだけでは早期発見することが難しく、「血便、便秘、腹痛などが見られた段階ではステージが進行してしまっているのが普通です」と高山副院長。そこで欠かせないのが大腸がん検診だ。同がんの罹患率は年齢とともに増加することから、40代後半になったら最低でも2年に1度は便潜血検査、それが陽性になったら大腸内視鏡検査を受けることを推奨。

残念ながら進行がんとして発見されたとしても、「今は治療法も進化し、手術は低侵襲なロボット手術に移行しつつあり、放射線療法もあります。さらには抗がん剤も、がん細胞を選択的に狙う分子標的薬が、次々に開発され予後が延びています。また肝、肺転移があるステージ4でも手術で取って治ることもあります。大腸がんは仮に進行していても十分に“闘える”がんだと思います」と高山副院長は指摘、治療を諦めないでほしいと訴えている。

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