徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)09月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1456 1面

麻酔科医会から「部会」へ変更
研修環境整備と後進育成に尽力

医会としては最後となった第22回総会。来年から麻酔科部会として活動

徳洲会麻酔科医会は医会としては最後の第22回総会を開催した。徳洲会には診療科ごとに部会が存在するが、麻酔科は運営に事務職員がかかわらない独自の「医会」スタイルを採ってきた。しかし、昨今の臨床・専門研修制度への対応に事務職員の協力が不可欠なことなどから、研修環境の整備と後進の育成を考慮し、「部会」として活動することにした。

司会進行を務めた小出康弘・葉山ハートセンター(神奈川県)麻酔科部長は冒頭、これまでの医会の歴史を振り返った。同会は2000年に菅井直介・元湘南藤沢徳洲会病院(同)麻酔科部長、海江田令次・福岡徳洲会病院名誉院長、小田利通・葉山ハートセンター総長(麻酔科統括)、奥山淳・札幌徳洲会病院院長、中村燈喜・元宇治徳洲会病院(京都府)麻酔科医師の5人の話し合いの下に発足、翌01年4月に第1回総会を開催した。

その後、ブルガリアのソフィア徳田病院(現在はグループ外)と合同の国際集会も行った。コロナ禍で2年間休止した時期もあったが、今回までコンスタントに会合を開き、切磋琢磨してきたことを紹介した。

続いて部会長に就任した奥山院長が登壇し、規約などについて説明、従来の医会は希望者のみの参加だったが、今後は基本的に常勤の麻酔科医は全員参加となること、連絡手段としてメーリングリストもしくは徳洲会独自のチャットシステム「Chatis」など取り入れていく考えを、質疑応答を交え示した。

その後は西田昌昭・羽生総合病院(埼玉県)副院長(麻酔科部長)が『当院における初期研修医プログラム 麻酔科ローテに関して』と題し講演。同院では15年前から初期研修医の麻酔科ローテーションの期間を3カ月設けていること、期間内に社会人としての心得や術前評価など基本手技、気管挿管100件の体験を目標としていること、あえて麻酔科医を養成しようとせず、他科に進んでも役立つ知識、技術の習得を促していることなど紹介した。

会場からは、徳洲会で麻酔科専攻医を育成できる体制を早期につくり、興味をもつ医師がグループに残りやすい環境を整えるため、連携強化が必要との声が上がっていた。

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