徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)07月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1450 4面

教えてドクター
リスクに応じ検討を

Q. コロナワクチンって、まだ打つ必要ありますか?(67歳・女性)

佐藤 守彦 徳洲会感染管理部会部会長、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)感染対策室部長

A. お答えします。

新型コロナ感染症はワクチンや治療薬の開発が進んだ現在でも、季節性インフルエンザに比べ死亡率が高く、後遺症も深刻な感染症です。2023年度末でコロナワクチンの全額公費負担は終了しましたが、65歳以上、ならびに60~64歳までのハイリスク患者さんについては秋冬に定期接種が行われ、一部助成がありますので、定期接種対象者は感染予防というより、重症化予防のために接種することをおすすめします。

新型コロナ感染症は治療薬も全額公費負担が終了しており、通常の保険診療と同等の割合の治療費が要求されます。解熱剤など従来からある薬でしたら高額にはなりませんが、抗ウイルス薬は高額ですから、ワクチン接種により、そうした薬剤を使用するほどの重症化を予防することは、長い目で見て経済的にも意義があると思います。

ウイルスも自身の生き残りを懸けて変異を続けており、この先、いつまた感染力や免疫回避能力が高い変異株が出現するとも限りません。高齢者・ハイリスク患者さんだけでなく、医療従事者や介護従事者、リスクのある方と同居している場合は、任意接種になりますが、検討してもいいと思います。

PAGE TOP

PAGE TOP