徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)07月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1449 2面

病気のはなし157
結膜炎など眼症状も
新型コロナ感染症

新型コロナ感染症の全国の定点観測地の平均感染者数が、7月1~7日で8.07人と9週連続で増加している。昨年と比べ高い水準ではないが、新型コロナ感染症は季節性インフルエンザと異なり、夏に感染者数が増えることも多く、夏かぜとの見分けが付きづらいことから注意が必要だ。

新型コロナ感染症の初期症状は発熱、呼吸器症状(鼻閉、鼻汁、咽頭痛、せき)、頭痛、倦怠感などがあり、まれに下痢や嘔吐といった消化器症状も見られる。また、あまり知られていないが、目のまぶしさや結膜炎、かゆみ、落涙など眼症状を呈すケースも多く、感染者の81%に何らかの眼症状が見られたとの報告もある。

ウイルスの侵入経路として、まず頭に浮かぶのは口だが、眼も経路のひとつであり、コンタクトレンズ装着の際は、食事時と同様に事前によく手を洗うなど対策が必須。また、涙液を介したウイルスの伝播もあり得るため、感染者はもちろん、かぜ症状がある場合は涙の扱いにも注意したい。

国内では現在、BA.2.86系統の亜系統であるJN.1 系統(KP.3含む)が、感染者の75%超を占め主流となっている。強毒化や、ワクチンなどの免疫逃避能力の向上は確認されていないが、ウイルスは今も変異を繰り返しており、引き続き基本的な感染対策が大切だ。

PAGE TOP

PAGE TOP