
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)06月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1443 4面
相模湾などが見わたせる開放的な機能訓練室
「包括的にサポートします」と黒木主任(右)、宮下PT
葉山ハートセンター(神奈川県)は4月、心臓リハビリテーション外来を開設した。心臓リハビリは急性心筋梗塞、狭心症などを患った患者さんを対象に、多職種連携の下、手術後に低下した体力を回復させ、再発や再入院を予防しながら社会復帰を目指すものだ。
同外来では運動療法や生活指導などを組み合わせたプログラムを原則3カ月間、週1~2日のペースで通院しながら行う。同院以外での手術も含め、術後に退院し在宅生活を続ける患者さんが対象。患者さんは来院後、トレーニングマシンなどを用いた有酸素運動やレジスタンス運動(繰り返し筋肉に負荷をかける運動)をしたり、リハビリセラピストなどから在宅での食事や運動に関する生活指導を受けたりする。
術後の患者さんのなかには、心臓に負荷をかけることへの不安から、自宅での運動をためらったり、復職に対する悩みを抱えていたりするケースも少なくない。しかし、これまでは月1回の外来診療で相談を受ける程度にとどまっていた。リハビリテーション科の黒木裕介主任(作業療法士)は「当外来が始まったことで患者さんと接する機会が増え、早い段階で不安解消につながる取り組みができるようになりました」と指摘する。
また、開始にあたり、院内の5階に心臓リハビリ専用の機能訓練室を新設。エアロバイクやトレーニングマシンも新たに設置した。同科の宮下貴拓・理学療法士(PT)は「リハビリに通うのが楽しくなるよう、相模湾や富士山が望める開放的な空間にしました」と工夫を披露。
両セラピストは「患者さんを心身両面から包括的にサポートすることが、当外来の大きな役割」と口をそろえる。退院後も患者さんが安心して生活を続けられるリハビリの提供を目指している。