
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)05月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1442 4面
太田 智之札幌東徳洲会病院総長(消化器センター長) 消化器内視鏡専門医・指導医/大腸肛門病専門医・指導医/消化器病指導医/総合内科専門医
A. お答えします。
一応、便秘の目安として「便通が週に3回未満」という定義がありますが、それ以下の方も少なからずおられます。そもそも適切な便通とは、排便困難感や残便感がない状態のこと。腹痛や食欲不振など症状があれば食事内容の改善や薬物療法など考慮しますが、症状がなく困っていることがないなら、便通の回数が少ないというだけで過度に心配する必要はありません。とくに長年、排便頻度が低い方は、そういう体質なのだと思います。
一方で、急な便秘は要注意です。排便回数の減少、血便、食欲不振、体重低下などは大腸がんや甲状腺機能低下、パーキンソン病など疾患の一症状であったり、血圧の薬などの副反応であったりします。症状があるようなら、一度、内科を受診してください。必要があれば、そこから専門医に紹介されるでしょう。
ご自分でできる便秘対策としては、確固たるエビデンス(科学的根拠)があるわけではありませんが、乳製品や発酵食品(味噌、納豆、キムチなど)、キウイ、プルーン、オオバコなどが便通改善に役立つと言われています。また、主食としてはパンよりお米が良いようです。