
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)05月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1442 3面
徳洲会放射線技師部会は4月13日、全国学術大会を開催した。湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)を会場にハイブリッド形式で行った。全国9ブロックで予選会を通過した代表9演題の発表を行い、会場参加65人、WEB参加49人の計114人が知見を共有、研鑽を積んだ。
会場・WEB参加を合わせて100人超が参加。受賞者を囲んで記念撮影
冒頭、4月に鎌ケ谷総合病院(千葉県)放射線科の服部篤彦・診療放射線技師から部会長を引き継いだ湘南鎌倉総合病院(神奈川県)放射線科の関根聡技師長が挨拶。「徳洲会の各病院は規模も地域性も異なりますが、お互いに理解し合いながら助け合っていければと考えています。今回も多岐にわたるテーマの演題が集まりました。日頃の成果を発揮してもらえればと思います」と呼びかけた。
演題はCoronary CT(冠動脈コンピュータ断層撮影)や離島でのTAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)術前検査、検像、教育プログラム、読影補助など幅広いテーマが出そろった。「医師の働き方改革」が4月から本格的にスタートし、診療放射線技師に期待される役割も増している。こうした動向に沿った内容も散見された。
「各病院が相互に理解し合いながら助け合っていきたい」と関根・新部会長
発表後には投票に基づき表彰を実施。最優秀賞、優秀賞、奨励賞に加え、独自の観点で授与する部会長賞を選出した。
最優秀賞は、仙台徳洲会病院の浅野泰輝・診療放射線技師で、演題は「CT画像読影の教育プログラムを構築する試み」。診療放射線技師が画像初見を医師に伝えるSTAT画像報告の報告率向上や、重症疾患に関する画像所見の積極的な報告を促進するため、CT画像読影能力の向上を目指し解剖や典型症例などの理解を深める4段階の教育プログラムを構築した試みを発表。
受賞後に浅野・診療放射線技師は「データ収集など、今回の取り組みにかかわったスタッフ全員のおかげです。今後も患者さんのためスキルアップに努めていきたい」と抱負を語った。
優秀賞は武蔵野徳洲会病院(東京都)の小野憂季・診療放射線技師。「院内PHSがEPD(電子ポケット線量計)に及ぼす誤作動の特性」という演題で受賞した。「先輩や後輩に意見をもらい実験を進めました。また機会をいただけたら、今回の経験を生かし、もっと良い発表を行いたいです」と笑顔で挨拶した。
「静脈路確保のリスク低減に向けて」というテーマで奨励賞を受賞した千葉徳洲会病院の山内翔太・診療放射線技師は「試行錯誤しながら取り組みました。とてもうれしいです。自分自身まだまだ未熟ですが、これから穿刺を行っていく技師に適切に教えていけるようになりたいです。今日は良い経験になりました」と成長を誓った。
部会長賞は徳之島徳洲会病院(鹿児島県)の中原誠治係長(診療放射線技師)が「離島における高度治療の術前検査~TAVI治療患者の紹介・術前検査を経験して~」との演題で受賞。「当院は2025年に新築移転を予定しCTの入れ替えも計画しています。今後も患者さんのため研鑽していきたい」と展望した。
関根部会長は「質疑応答も活発で盛況裏に終えました。横のつながりを強め、困った時には皆で助け合える部会組織にしていきたい」と意欲的だ。