
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)05月07日 火曜日 徳洲新聞 NO.1439 2面

ほくろだと思っていたものが、実は皮膚がんだったということがある。悪性黒色腫(メラノーマ)、基底細胞がんなどは色が黒っぽく、ほくろと見分けが付きづらいため放置されがちだ。しかし、とくにメラノーマは進行が早く、転移すると生命予後が大きく落ちることから、早期発見が重要だ。
一般に、ほくろは20代くらいまで年とともに増える。ほくろが、がん化することはほとんどないと言われており、長年あるほくろは問題ない場合がほとんど。一方で「30代以降にほくろができ、1~2カ月で見た目が急に変化する場合は、メラノーマの可能性があり要注意です」と湘南かまくらクリニック(神奈川県)の荻野千晶医師(皮膚科医)。
ほくろとメラノーマを見分ける「ABCDEルール」というものがある。A(Asymmetry)=左右対称でない、B(Border)=境界がギザギザしていたり不明瞭だったりする、C(Color)=色ムラがある、D(Diameter)=直径6mm以上、E(Evolution)=大きさ・色・形が変化していく。
「これらが当てはまるかもと思う時は、皮膚科で相談を。変化に気付くため、自身のほくろの大きさや色や形をざっくりと覚えておくことも大切です。見やすい位置だけでなく、足の裏や頭皮にできることもあります。時々、家族に見てもらうなどすると良いでしょう」と荻野医師。