徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)04月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1435 3面
シーメンスヘルスケアの田中秀和CT事業部プロダクトマネージャーと川野輝喜・分子イメージング事業部BL長は、自社の最新医療機器を紹介した。前半は田中プロダクトマネージャーがフォトンカウンティングCT(コンピュータ断層撮影)について説明。世界初の“次世代型CT”として、撮像時に照射するX線の検出がより効率的に行え、これにより被ばくを抑えながら高解像かつ有用な画像データの取得が可能な点を強調した。
また、多様な機能を紹介しながら実際に撮影した画像を提示。脳や心臓の血管、腹部の腫瘍、微小な骨折、下肢の血管など、さまざまな領域の治療や検査などでの活用方法を例示した。
川野BL長は次世代型PET-CT(陽電子放射断層撮影-コンピュータ断層撮影)について説明。連続移動が可能な寝台やAI(人工知能)を活用した撮像機能によって、画像にむらなどができず、必要最小限の撮像範囲ですむ点をアピール。同社独自の技術として、異常などを見つけるための糖代謝の変化が、全身で可視化できる“全身動態イメージング”を強調し、検査や診療に新たな影響をもたらす可能性を示唆した。