徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)04月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1435 2面

東上理事長
尊い命を預かり守る意識を
人のために人生送れる意義

「ベクトルを合わせ患者さんのために頑張りましょう」と呼びかける東上理事長

東上震一理事長は「徳洲会の仲間に望むこと」と題して講話した。まず、患者さんの尊い命を預かり守っている意識をもつことが大事であり、医療人として、人のために人生を送れることに感謝する気持ちをつねに抱く重要性を説いた。「徳洲会は世の中のためになって成長します。率直に意見が言い合えるチームで“患者中心の医療”を誠実に追い求めましょう」と呼びかけた。

次に、コスト意識を高める必要性を強調。医業収益を最大化し、経費を最小化することで、得られた利益を今日と明日の医療、苦労する仲間のために使うと断言した。現場主義に徹することもアピール。「医療のあらゆる問題は現場にあり、現場で問題を解決しスピード感をもって決断してください。また、職員個々の能力や実績を正当に評価する実力こそ、グループが必要とするものです」と実力主義の大切さにも言及した。

東上理事長は「能力は必ず進歩します。まず、自らを鼓舞し、熱意をもって地味な仕事を行い、その単調さの繰り返しに耐えましょう。そして少しでも向上する意欲をもち、率先垂範してください。それぞれの分野でパーフェクトを目指し、高い目標にチャレンジすることも肝要です」と語気を強めた。さらに、“患者さんのために”と、いつでも心をひとつにできる徳洲会マインドを尊び、徳洲会の理念・哲学に共鳴、帰属する心をもつことを希求した。

東上理事長は、経営学者のピーター・ドラッカーの言葉を引用し、「人は課せられた要求に適応します。貢献に照準を合わせる者は、共に働くすべての者の視点と水準を高めます」と唱え、最後に好きな言葉として高山樗牛の「天にありては星、地にありては花、人にありては愛、これ世に美しきものの最たらずや」を紹介、講話を締めくくった。

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