徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)04月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1434 4面
各病院の取り組みに真剣に耳を傾ける参加者
徳洲会広報部会は第15回会合をWEB開催した。超・大規模病院が対象で25病院が参加した。
今回は「医療講演」について3病院がプレゼンテーションを行った。最初に中部徳洲会病院(沖縄県)の稲福信也・地域医療連携室渉外係長が報告。2021~23年度に開催した「オンライン公開健康講座」に約5,500人が参加したことを紹介し、近隣の自治会に広報誌や『徳洲新聞』を持参したり、社会福祉協議会や老人クラブの会合に足を運んだりして地元の方と顔の見える関係を築き、より広く健康に関する情報を発信していることを明かした。
続いて福岡徳洲会病院の鶴直樹・地域広報室職員が、早期のスケジュール調整や各診療科での輪番制などによって、医師による医療講演の増加に努めていることを紹介。また、専門用語を用いないことやスライドの見やすさ、会場での聞き取りやすさにこだわり、“わかりやすい講座”の徹底に尽力していることも強調。疾病予防に対する具体的なイメージをもつきっかけづくりとして、会場で無料ABI(足首上腕血圧比=動脈硬化の程度を表す指標)検査を実施するなど、工夫点も紹介した。
羽生総合病院(埼玉県)の栗原政利・地域医療サポートセンター課長は、地元の羽生市だけでなく近隣の市町も訪れ、講演テーマや講師を行政職員に直接アピールし、開催につなげている取り組みを説明した。「昨年9月に発足した健康友の会に開催の協力を呼びかけていきます」と意欲的。
最後に部会事務局が広報制作物に関する注意喚起を行うとともに、24年度の部会の活動方針を説明した。