徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)04月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1434 3面
参加者を激励する東上理事長 参加者が座りきれず立って専門研修プログラムの説明を聞くブースも
一般社団法人徳洲会(社徳)は都内で2回に分け、2023年度徳洲会グループ1年次中間研修会を開いた。昨年4月に入職した1年次研修医が対象で、全国から183人が参加した。
はじめに徳洲会グループ研修部門統括責任者の末吉敦・宇治徳洲会病院(京都府)院長が挨拶。徳洲会グループについて紹介した後、「医療従事者にとって一番大事」と、あらためて医療安全の重要性を強調した。
そのうえで、医療安全に関する講義やグループワークを実施。徳洲会医療安全管理部会の中心メンバーが講師やファシリテーターを務め、医療事故報告、診療録・説明責任の各ポイントや医療安全に関する徳洲会グループのルールなどを説明した。チームステップス(多職種で構成する医療チームのチームワークを良好にし、患者さんの安全を高めるための手法)も解説、参加者はロールプレイを通じて同手法の実践に挑んだ。
後半は専門研修プログラムの説明会を企画。基幹施設や連携施設のグループ病院がブースを設け、訪れた参加者に自院のプログラムの特徴を説明した。
途中、医療法人徳洲会の東上震一理事長(社徳理事長)が会場に駆け付け、参加者を激励する場面も見られた。
企画した末吉院長は「今回も盛況で良かったです」。専門研修プログラムについては「話を聞いて見学につながれば」と今後に期待を寄せた。
参加者は「他院の研修医と交流できて知見を深められました」(岩井淳・宇治病院研修医)、「院内でも医療安全に関するレクチャーがありますが、同期が集まり皆で考えることは大事だと思いました」(窪田祐基・中部徳洲会病院研修医)、「ロールプレイを通じて、他の方が入職から今まで、いかに患者さんとの関係を築いてきたか、経験を積んできたのかがわかり刺激を受けました。専門研修プログラムは3病院の話を聞き、実際に見学にうかがいたいと思いました」(曾我恵美子・湘南鎌倉総合病院研修医)と、一様に満足していた。