徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)03月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1433 3面
協定書を掲げる星川院長(左)と長谷川健隊長
瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県)は陸上自衛隊奄美警備隊と、同院での病院実習に関する協定を締結した。同隊に所属する衛生班職員らが実習を通じて実践能力を高めるとともに、大規模災害の発生に備え連携を強化するのが狙い。奄美市内にある陸自奄美駐屯地で締結式を行った。
同院は奄美大島南部で唯一の病院であり、災害対応を含めて拠点的な役割が期待されている。
協定に基づき5日間、准看護師と看護補助者のふたりの衛生班職員の実習を受け入れ、バイタルの測定や診療の補助、清拭、食事・入浴・トイレ介助など実習を行った。星川聖人院長は「昨年6月末に豪雨被害を経験し、より一層災害対応の必要性を感じました。実習を通じて信頼関係を構築するとともに、自衛官の方々に、当院の入院患者さんの特性である高齢者対応を習熟していただければと考えています」と抱負を語る。