徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)03月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1433 1面

バイオバンク・ジャパン20周年記念シンポ
徳洲会は症例登録4割超
小林・湘南鎌倉病院院長が講演

小林院長(左)と松田浩一BBJ代表(東京大学大学院教授)

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の小林修三院長(医療法人徳洲会常務理事)は2月3日、バイオバンク・ジャパン(BBJ、事務局:東京大学医科学研究所)20周年記念シンポジウムで講演を行った。シンポジウムではBBJに参画してきた医療機関や研究者らが、それぞれの立場から20年間を振り返ったり、研究成果を発表したりした。

BBJは一人ひとりの体質に合ったオーダーメイド医療を実現するため、患者さんから提供された生体試料(DNA、血清)や臨床情報の収集・保管を目的として2003年4月にスタート。国内の12医療機関と連携し、51疾患・26万7,000人・44万症例という世界最大級のバイオバンクに発展した。徳洲会はBBJ発足当初から積極的に協力し、登録した症例は全体の4割以上に上る。

徳洲会のゲノム担当理事を務める小林院長は「BBJ開始当初はメディカルコーディネーター(MC)の育成が喫緊の課題でした」と指摘。多くの徳洲会職員がMC養成講習会を受講したことを紹介し、「MCの尽力により、全国のどこの病院でも標準化された同意説明→採血→調査票入力を実施できました」と述懐した。また、多数の症例を登録できた理由として、徳田虎雄理事長(現・名誉理事長)の強力なリーダーシップや、電子カルテなど医療情報システムの統一化を挙げた。

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