徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)03月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1432 1面

小林・湘南鎌倉病院院長
日本腎臓財団功労賞を受賞
“足病”への取り組みが評価

表彰式で功労賞の賞状を受け取る小林院長(右) 小林院長(左)と秋澤忠男・日本腎臓財団理事長が記念撮影

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の小林修三院長(医療法人徳洲会常務理事)は、日本腎臓財団の「令和6年度功労賞」を受賞した。同財団の褒章制度は1977年に始まり、これまで延べ186人が受賞。同賞は2007年度に新設され、長年にわたり腎臓の分野で多大な貢献をした人、さまざまな方面から腎臓の分野に貢献をした人、また同財団の活動に対し多大な貢献をした人に贈られる。

受賞に際し小林院長は「離島の病院に応援に行った時に出会った“足を切断した患者さん”がスタートでした。もし私がずっと大学病院にいたら、出会っていなかった患者さんであり、現場の苦しさや患者さんの思いに直接触れることができました。同時に、この経験が診療報酬改定にも寄与しました」と述懐。

「透析患者さんは足の小さな傷が原因で切断につながることがあり、切断すると2人に1人は1年のうちに亡くなると言われています。本来であれば、こうならないように透析医が予防しなくてはならない。この重要な課題について、多くの方々の知る機会を増やせたこと、足病医の役割を見出したこと、そして現場の看護師の頑張りを周知できたこと、こうした功績を認めてもらえたのだと思います」と目を細める。

2月22日に都内で授賞式が行われ、功労賞の賞状を受け取った小林院長は「現場の支えがあったからこそ、いただけた賞です」と謝意を表し、「日本フットケア・足病医学会」の初代理事長を8年間務めたこと、同院に湘南先端医学研究所を設立し、臨床に直結する基礎研究を展開していること、離島の病院で担当した患者さんとのエピソードなどを披露。そのうえで「徳洲会は“生命だけは平等だ”の理念の下、つねに医学レベルを上げながら基礎研究、臨床ともに取り組んでいます。今後もさらなる発展を目指します」と抱負を語った。

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