徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)03月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1431 2面
外科NPの役割などについて発表した髙橋NP(右)と、大田修平・外科医長
八尾徳洲会総合病院(大阪府)の髙橋博之・診療看護師(NP)は台湾で開催された第1回アジア太平洋NP学会で、「外科医のタスクシェアリングにおける日本の外科NPの役割」をテーマに発表した。
同院外科では医師が徳之島徳洲会病院(鹿児島県)と名瀬徳洲会病院(同)に対する離島応援を毎月実施。主治医不在の際は代診医を立てているが、代診医の業務負担が大きいのが課題だった。髙橋NPは「医師への調査から、NPは主治医不在下でも代診医と連携し重症患者さんに対し、安定した継続診療を行うことができ、離島応援中の主治医の不安軽減にも寄与しています」と、NPが医師の働き方改革の一助となり得ることを強調した。
髙橋NPは同院のジョエル・ブランチ臨床教育部長から英語指導を受け、5月に英国で開催される欧州創傷管理学会2024にも参加し、徳洲会でのNP活動を国際学会で精力的に発表していく予定だ。