徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)03月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1431 1面

八尾徳洲苑&ラフィーネの郷が竣工式
徳洲会初の老健・サ高住複合施設
医療・介護・福祉ニーズに積極対応

医療法人徳洲会は2月17日、大阪府で介護老人保健施設(老健)八尾徳洲苑と、新規開設のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)ラフィーネの郷などが入る“八尾介護複合施設”の竣工式を行った。老健とサ高住の複合施設は徳洲会グループで初。これを機に、八尾徳洲会介護センター(居宅介護支援事業所)、よろこび訪問看護ステーション、よろこび訪問介護センターの各事業所を同施設内に集約するとともに、ラフィーネ介護センター(定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所)を新規開設。直線距離で約200mに立地する八尾徳洲会総合病院と連携を図りながら、地域の医療・介護・福祉ニーズへの対応に一層注力していく。

八尾徳洲苑やラフィーネの郷などが入る建物が完成 地域の医療・介護・福祉への貢献をあらためて宣言

八尾介護複合施設の建設は八尾徳洲苑の新築移転にともなうもの。八尾徳洲苑は1998年12月の開設から約25年が経ち、老朽化。候補地を探す過程で、八尾病院の近くに土地を確保できることとなり、同院との連携や地域のニーズ、利便性を考慮して複合施設の建設を決めた。

所在地は八尾市荘内町1-11-1。建物は鉄骨造り5階建てで、1、2、3階に八尾徳洲苑(100床)、4、5階にラフィーネの郷(58室。うち2室は夫婦室)が入る。それぞれ3月1日に入所・入居を開始。各事業所は1階に入るが、ラフィーネ介護センターはサ高住の入居者さんの利用を想定し4階に開設。

1階には通所リハビリテーションを行う広いデイルームや、機能訓練室、地域交流室などを配置し、上階にもそれぞれ開放的なデイルームが備わる。また、老健・サ高住ともに、各室に見守りシステムを導入。ベッドにセンサーを取り付け、入所・入居者さんがベッドを起き上がるなどしてセンサーが反応した際には、ナースコールやインカム(無線通信機)に知らせが入る仕組み。必要に応じて室内を写す見守りカメラで確認を行い、異変をいち早く察知できる。

ラフィーネの郷は定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所を併設、八尾病院や八尾徳洲苑などとの緊密な連携の下、要介護の方々も安心して生活できるのが特徴だ。

内覧会は行列ができる盛況ぶり

真剣な様子で室内を見学する内覧会の来場者

竣工式の神事には徳洲会関係者、設計・建築・行政関係者ら約30人が列席。神事後、東上震一理事長が挨拶に立ち、「この施設が地域の介護・福祉を提供するひとつの拠点として、地域の方々に愛され、多くの方々に利用されることを願っています」と第一声。続けて「徳洲会は昨年50周年を迎えました。そして51年目の今年、新たにこのような施設を竣工できたことは本当に喜ばしいことです。地域の方々に愛されてこそ、必要とされてこその施設ですので、これからも気を引き締め、より良い社会づくりに貢献していきたい」と語気を強めた。

次に、八尾病院の原田博雅院長が外来での患者さんとのエピソードを紹介。「建物ができてくるにつれて、『何が建つのですか』とよく聞かれました。最終的には『私も入りたい』という方も出てきて、3月1日に本当に入ることになりました。非常にうれしく思います」と目を細めた。また「職員一丸となって事業を進め、できるだけ多くの方々に当施設を利用していただけるよう、中身の充実に一層力を入れていきます」と誓った。

式後、内覧会を実施し、地域の方々や医療・介護・福祉関係者ら605人が来場した。玄関前に行列ができるほどの盛況ぶり。大松桂右・八尾市長も訪れ「室内が広くて採光も良く、“すごい”のひと言です。複合施設で各事業所も入っているため、利用者の方々へのスピーディな対応が可能だと思います。期待しています」と感想を語っていた。

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