徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)03月04日 月曜日 徳洲新聞 NO.1430 2面

レシピコンテスト最優秀賞
日本病態栄養学会で武蔵野病院

第27回日本病態栄養学会年次学術集会が1月26日から3日間、京都府で開催された。テーマは「サスティナブルな栄養管理を目指して!」。プログラムのひとつ、「レシピコンテスト」で武蔵野徳洲会病院(東京都)が最優秀賞を受賞した。一般演題(口演)では徳洲会グループが4演題を発表。

表彰状を手に記念撮影に応じる土屋副室長(左)最優秀賞の「一口はんぺんのふわトロチーズグラタン」

レシピコンテストは同学術集会の好評企画のひとつ。全国の医療・介護現場で働く管理栄養士から、その年のテーマにちなんだオリジナルレシピを募集し、受賞メニューを決定する。今回は「高齢者でもつくれる! サルコペニア(筋肉量の低下による身体機能低下)予防メニュー」がテーマ。事前の1次審査を通過した11病院が現地で試食審査とプレゼンテーション審査に臨み、武蔵野病院が最優秀賞に輝いた。

同院のオリジナルレシピは5品で構成する「シニアのシニアによるシニアのためのサルコペニアお助けメニュー!」。プレゼンを行った土屋輝幸・栄養管理室副室長は「一口はんぺんのふわトロチーズグラタン」を自慢の一品に挙げ、筋肉に欠かせないタンパク質が豊富な食材を多く用いたことや、包丁いらず、オーブントースターで調理できるなど、料理に不慣れな人でも手軽につくれる点をアピールした。同コンテストで徳洲会が入賞するのは初。土屋副室長は「大変光栄です。複数の食材からタンパク質を摂取できるようにしたり、はんぺんを入れて、ふわふわな食感で食べやすくしたりと、こだわった工夫が評価されたと思います」と推察した。

口演の発表者と演題は次のとおり。▼土屋副室長「歯科医師連携が当院のNST介入件数に与えた効果」▼森貴久・湘南鎌倉総合病院(神奈川県)脳卒中センター・脳卒中診療科顧問(医師)「高純度エイコサペンタエン酸エステル内服は高脂血症患者の脳梗塞発症時神経学的重症度を軽減する」▼同院の古旗省吾・栄養管理センター主任「患者食の食事満足度向上に対する取り組み」▼赤尾志・宇治徳洲会病院(京都府)栄養管理室室長「地域嚥下調整食一覧表の作成について」

PAGE TOP

PAGE TOP