徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)03月04日 月曜日 徳洲新聞 NO.1430 1面
徳洲会関係者、設計・施工関係者らが工事の無事を祈念
宇治徳洲会病院(京都府)は、同院敷地内で南館増築工事の起工式を実施、徳洲会関係者、設計・施工関係者らが工事の無事を祈念した。
式後、東上震一・医療法人徳洲会理事長が挨拶に立ち、同院が徳洲会グループの発祥の地である関西を牽引する病院に成長したことを賞嘆。将来的に、479床の同院と、同じ宇治市内にある199床の六地蔵総合病院、さらに今後、宇治病院敷地内に建設予定のリハビリテーション病院を含め806床の巨大グループ病院群が同市内に誕生する予定であることを明かした。そして、徳洲会は50周年の節目を越え、さらに成長していくことを宣言、「徳田虎雄・初代理事長(現・名誉理事長)がたったひとりで始めた徳洲会は、今や日本一の民間病院グループとなりました。今後も世界中の医療が必要な方のため、発展していきたい」と思いを語った。
宇治病院の末吉敦院長は、急性期病院は単独では成り立たず、回復期、慢性期医療を担う後方支援病院の存在が重要であることを指摘。これを受け東上理事長は「グループの後方支援病院が近隣にあることが宇治病院の強み。他のグループ病院も、急性期病院と後方支援病院に役割分担していく必要があるでしょう」と今後の構想を明かした。
同院南館は5階建てで1階に緩和ケア病棟を移設、4階に新たに臨床教育センターをつくり、2、3、5階には本館で手狭になっている諸機能を移設予定だ。