徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)02月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1429 3面

下村・福岡病院副院長
CVIT地方会の会長全う
病院挙げて運営を積極サポート

福岡徳洲会病院の下村英紀副院長は第36回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)九州・沖縄地方会の会長として「Achieve successful intervention before it starts! -働き方改革時代にone teamで目指す至高の治療準備とは-」をテーマに掲げ、医師だけでなく、コメディカルのセッションも多数企画、2日間で合計600人超が参加するなど成功裏に導いた。同院の多職種も企画・運営に携わり、病院を挙げて会をサポート。

表彰式で下村副院長(右)から賞状を授与され笑顔の西川医長 多職種の参加で各会場は盛況

会は1月12日から2日間、福岡県で開かれた。とくに下村副院長がこだわったのが、医師だけでなく、インターベンション治療に携わる多様なスタッフの参加。看護師やコメディカルのセッションを多数企画し、全体の約4分の1を占めるなど充実させた。

その理由について、下村副院長は「インターベンション治療では、準備の段階から多職種がチームとして機能することが何より大事。働き方改革や超高齢社会で労働資源の減少が見込まれるなか、その大切さを再認識する学会にしたいという思いから、会のテーマや内容を考えました」と説明。その一環で、治療で用いる機器・資材の開発秘話や製品に込めた業者の思いを披露するセッションも設けた。

また、自院をはじめ徳洲会についてもアピール。さまざまなセッションで福岡病院を中心に徳洲会の医師や看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、リハビリテーションセラピスト、管理栄養士と、各専門職が演者として登壇した。さらに初日には「The 徳洲会 “徳”を知り、“徳”を積む」と題したメディカルスタッフシンポジウムを企画。同院の看護師とコメディカルらがシンポジストとして、それぞれ実践しているインターベンション治療での工夫を紹介した。

下村副院長の意向に基づき、医師を除くメディカルスタッフのプログラム作成を主に手がけた坂井直哉・看護主任は「当院を含めチームワークに長けている徳洲会の色を打ち出す時間を設けたかったので企画しました」と説明。各専門職による演題発表のみならず、会場でのアナウンスや写真撮影など事務職員の協力も得て「病院を挙げて運営しました。まさにチームワークで運営できた思いはあります」と振り返った。

西川・福岡病院医長が表彰

会では、7部門を設けて、それぞれ最優秀演題を選出。厳正な審査の結果、「Complication」(合併症)部門で福岡病院の西川直美・循環器内科医長が表彰された。テーマは「回収可能型filter(ALN)の留置時migrationによりfilterが心内trapされた一例」。

西川医長は「受賞の知らせは、発表を終えて帰宅する途中で聞きました」と説明。「久しぶりの学会発表で大変緊張していたこともあり、うれしかったです。学会そのものも、病院一丸となって開催できた雰囲気があり、とても良かったです」と笑顔を見せた。また、無事に大役を全うした下村副院長は「いろいろな方が参加することで会が盛り上がると確信しました」と吐露したうえで、「さらに盛会にするために、今回がひとつのきっかになればと思います」と期待を寄せた。

坂井・看護主任も「非常に有意義な時間でした。乘富智明院長はじめ、各部署長が全面的に協力してくださったおかげです。あらためて徳洲会の素晴らしさを実感しました」と感慨深げだった。

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