徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)02月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1428 1面
本隊第8陣と撤収のための臨時チームが最後のミーティング
【続報】NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は2月13日、避難所である輪島市ふれあい健康センターでの活動を終了した。これまで先遣隊4班、災害医療支援本隊8陣まで派遣、臨時チームも含め延べ94人の隊員が活動に参加した。
12日にTMAT事務局長である野口幸洋・一般社団法人徳洲会医療安全・質管理部課長と撤収のための臨時チーム4人が、同センターに入り第8陣と合流。野口・事務局長と第8陣のリーダーを久保健一・湘南大磯病院(神奈川県)看護師長から引き継いだ村上歩紀・宇治徳洲会病院(京都府)看護師は、輪島市保健医療福祉調整本部関係者会議に出席し、現地活動の終了を報告。さらに、同調整本部本部長である刀祢真裕美・輪島市健康福祉部長に、活動記録と仮設診療所で診療した703件のカルテを手渡した。
同センターでは13日に最後の要介助避難者を見送った。その後、同センター長である中山和子・輪島市子育て健康課長に加え、活動開始当初から協力関係にある地元の「ごちゃまるクリニック」、石川県庁などに挨拶をし、現地活動を終了した。
野口・事務局長は「今後は緊急的な支援ではなく、長く継続的な支援が必要になります。一つひとつの団体が、それぞれの力だけで活動するには限界があるため、市を中心に必要なリソースを考えてもらい、それに対しいろいろな団体が助け合って支援を続けていけたら良いと思います。TMATも引き続き協力していきます」と抱負を語った。